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2017年11月29日 (水)

湖西では大地震は発生していない。その意味するところ

これは現象論である。レシーバー関数からの一つの類推である。レシーバ関数から濃尾地震の解析結果が最近、出された。下記にその一部を報告する。

レシーバ関数解析から求められたフィリピン海プレートと地殻の接触部の描像:1891年濃尾地震(Mj8.0)の発生原因

 伊勢湾から琵琶湖、若狭湾に至る地域はいろんな意味で面白い。弘瀬さんもこの地域のフイリピン海プレートの動きを等深線で示している。
 今回、上記により湖北全体のフイリピン海プレートの沈み込みの状態を示す図が上記関数から得られたとのこと。その図を下記に示す。
 
F20171126_aaa
私がここで気になることは琵琶湖の東では大きな地震が起こっているが西側では大きな地震が発生していないことである。
フイリピン海プレートは琵琶湖の西側と東側で地殻とこすれあっている。東側では、1819年、1891年濃尾地震、1909年姉川地震が生じている。東側のラインをもう少し南と北に伸ばす。1945年に三河地震、1948年に福井地震が発生した。
一方、琵琶湖の西側の地震は近年生じていない。滋賀県の被害地震を彦根地方気象台から見てたデーダーを添付する。「sq12823.pdf」をダウンロード
1185年、1325年、1662年に湖西や湖北で被害地震が発生している。
1662年の大地震では安曇川が比良の崖崩れで埋まり、自然ダムができたことがよく知られている。
私もこのあたりの調査にも行った。要は湖西は400年近く、被害地震が発生していないということである。
フイリピン海プレートは日本列島には押し寄せている。
その東側ではここ200年程、大きくずれた。
その意味では琵琶湖の西側に抽象的には歪が蓄積しているのは確かではある。
1185年より前の湖西の地震が不明であるので、湖西の地震の間隔はもう一つ不明である。
湖西の地震に関して言えることは以上である。ただ、滋賀県は地震に対して安全な県であとは全く言えない。それは福井県もそうである。
 

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