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2017年12月12日 (火)

フィリビン海プレートの等深線が伊勢湾等で特に北まで浅い原因に対する一つの仮説。伊勢湾を形成した地溝帯は元々弱かったので温かくて軽いフィリビン海プレートは陸のプレートに沈み込むより、弱い部分に侵入するのが容易であった。

 引き続き、フィリビン海プレートの等深線のお話である。フィリピン海プレートが温かく軽いことは広く知られたことである。
 
 要は、陸のプレートの下に侵入しにくいのである。
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フィリピン海プレートは日本列島に均一に侵入するのではなく、特に、①、②、③の場所で深くに本州に侵入している。
 尾根のように本州に侵入している。
 私はこの原因は例えば、②の場所では日本海でもフィリピン海プレートはあまり深く沈んでいない。
 私はこの原因はこの場所が元々弱いので、温かく軽いフィリピン海プレートはあまり沈まずに日本列島に侵入したものと考えている。
 この付近の大きな断層は日本ができる以前にすでにできていたことは、金折さんの『足元に活断層』、朝日新聞、1995.4のp66-69に書かれている。
 つまり、琵琶湖や伊勢湾、さらに阿寺断層などの断層は5000万年前に既に存在していた。それは日本が未だ中国大陸から分離する前である。
 
 それが中国から分離し、その後にフィリピン海プレートと衝突し、本格的に該プレートが日本に侵入するとき、プレートは日本列島の弱いところに集中的に侵入したものと推定さる。
 金折さんは、阿寺断層等、近畿や中部の大きな断層は地殻を切っていると書いている。また重力異常地帯とも書いている。要は、軽いのである。
 結果として軽いフィリピン海プレートは軽い断層帯に侵入して、上図の②では特に日本列島に侵入したものと思われる。
 ①も構造線であり弱い地殻である。
 
 そのように考えるとフィリピン海プレートの日本列島への侵入形態が理解できる。
 
 話は飛ぶが、金折さんの『足元に活断層』は失礼ながら、研究費も少ないながら実に素晴らしい本であると思う。
 少ない研究費、人材でも実に現場を見て、いろんな仮説も作り研究をしている。
 私は日本の研究は今でも貧乏であると思っている。発想も貧乏、それは議論する人もいないのかもしれない。
 金折さんにこの本を読むと、日本の貧乏な研究者がどのように考え行動したのか分かる気がする。
 そんな中でも、マイクロプレートの考え方も金折さんは提出している。
 ただ、貧乏故、仮説の検証が中々進んでいない。そんな中での研究であることがわかる。
 
 

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