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2018年11月 3日 (土)

昨日20181102(FRI)16.54の紀伊水道の地震はフィリピン海プレートの断裂部の地震なのでは。東南海大地震は2030年代より早まるのでは

 昨日、紀伊水道で地震が発生した。震源は地下50kmとのことであり、スラブ内地震なのであろう。20181102_tr
今回の地震はM5.4とのこと。震源も50kmと深いため、広い範囲で震度1が記録された。特徴的なことは、震度2がX字型に広がっていることである。
 X字の北東方向の敦賀はフィリピン海プレートが、特に浅く日本列島に沈み込みの方向である。また、北西方向の広島方向も同プレートが浅く、かつ、日本列島に深く侵入する方向である。
 この辺のフイリピン海プレートの等深線に関しては弘瀬さんが詳しい。何度も記載した。また、この辺のスラブ地震に関しては石川さんが詳しいのでその論文も添付する。興味のある方は参考にしてください。「ki1_st3505.pdf」をダウンロード 
 石川さんが述べているようにこのあたりにはスラブ地震が発生している。そしてこの地域の地下のスラブは分裂していることが最近明らかになった。下記にポイントが掲載されているので読んでいただきたい。
https://www.nikkei.com/article/DGKDZO16970300V21C10A0TJM000/
 今回はこの断裂部で地震が発生したようである。
 要すれば、断裂部に力か加わり地震が発生したものであろう。
 紀伊半島南部やその周辺の地震は東南海地震に関するものが多いと私は考えている。2004年9/5にはM7.1とM7.4の大きな地震が熊野灘方面で発生した。また、2016.4.1にもM6.1の地震が起こった。
 要すれば、紀伊半島の東部には既に東南海大地震に繋がる大きな歪が蓄積し、それが破壊したのが上記の地震なのであと私は考えている。
 紀伊半島の西方の地震に関しては1995.1.17に阪神淡路大震災が発生している。これは次に起こる東南海大地震の前震であると私は考えている。
 今年起こった北大阪地震も同様に東南海大地震の前震であると考えている。巨大なプレート境界地震の前に内陸部で直下型地震が起こることは広く知られたことである。
 こうした直下型地震とプレート境界地震を統一的に説明する仮説として、私はレバレジット境界地震仮説を以前に提案した。
 それは別にして、紀伊半島の西方にも再度、大きな圧力がかかり始めたということが昨日の地震で証明されたものと思われる。
 阪神淡路が先行したのは、フイリピン海プレートの紀伊水道周辺から日本海にかけての断裂が存在するからと思われる。この断裂に圧力がかかり、阪神淡路大地震が発生したのであろう。
 なお、日本の歴史上最大の大地震である濃尾地震はフィリピン海プレートの断裂とも言える伊勢湾から敦賀に抜ける地域で起こった。
 この濃尾地震に関しては、その後に福井地震、三河地震を起き、その前後に東南海地震が発生した。
 要すれば、紀伊半島周辺の地下には明瞭に圧力がかかり始めたということである。
 多くの地震学者は次の東南海大地震は2030-2040頃に起こると考えている人が多い。
 私は、3.11の東北大地震の影響もあり、次の東南海大地震はこれより早まるのではと考えている。昨日の和歌山の地震はまさにこの先駆けであろう。
 昨日の地震で私が驚いたのは地震に伴い音がしたことである。地下50kmと深い地震であるにも関わらず音がしたことの意味を地震学者は是非、考えてほしい。
 地下50kmになると地温も高くなる。それでもスラブでは地震は起こる。それは広く知られたことではある。
北海道胆振東部地震は直下型地震としては極めて深い震源の地震であった。昨日の和歌山の地震はスラブ地震としては特に深い物ではない。
 しかし、音がしたのは何とも不思議な感じがする。
 何れにしろ、東南海地震がくるときにオリンピックや万博を考えることは大バカ者のすることである。たかが、スポーツ競技のために夏時間を考える大バカ者が日本のTopの中にいることが何とも寂しい。
 以前の東京オリンピックでは秋に開催された。あの時の日本は弱小国であったが、オリンピックの協議内容を考えて、開催時期を決めた。それは1964.10/10-10/24に開催された。
 国民全員に負担を強いる夏時間などの提案はなかった。
  バカなオリンピックに金をかけるより研究費に金をかけるべきである。国立大学の貧困化は目に余る。 以上
 
 

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